○温和な姫 サファイア
私の名前は、サファイア、ジュエル王国の第一王女。
お父様だった淫魔王へ処女を捧げた後、最初に意識を取り戻したのは、私でした。
私は、急いで他の姉妹達を部屋から運び出し、用意されていた濡れタオルで綺麗にしてあげる。
そうしている間に、エメラルドが目を覚ます。
「姉上、すいませんでした」
私は、首を横に振って言う。
「いいのよ。それよりも後をお願いして良い?」
エメラルドは、頷いた後、尋ねてくる。
「それは、かまいませんが、姉上は、どうなさるのですか?」
私は、キャッツアイの涙を拭って言う。
「これ以上、この貴女達にこんな事は、させられません。パール様も仰っていました、狙うのは、一人ずつだと。ならば、私が淫魔王の相手をしている間は、貴女達には、手を出さない筈です」
エメラルドが慌てる。
「いけません。一人では、淫魔王の相手は、危険です。拙者も手伝います」
私は、真摯の思いを籠めてエメラルドを見る。
「私を信じて」
エメラルドは、しぶしぶ頷くのを確認して私は、立ち上がる。
そして、私は、淫魔王が居る、中央広間に戻っていく。
そこでは、眠ることなくお父様だった者が、触手を蠢かしていた。
本能的な拒絶感と未だにとれないあそこ痛みが私を躊躇させるが、私には、妹達を護るという誓いがある。
「お父様、どうか、私が相手をしている間は、他の妹達に手を出さないで下さい」
答えは、返ってこないと思っていない、神に祈るような物でした。
しかし、答えは、返ってきたのです。
『良かろう、お前が朕の雌奴隷に成ると誓うまで、他の娘には、手を出さないでやろう』
心に響くような声は、まるでお父様と同じ声に思えた。
しかし、パール様が言っていた。
もしかしたら、淫魔王は、お父様と同じ声を使い、私達を惑わそうとすると。
それでも、私には、その声こそお父様が淫魔王に負けないようにがんばっている証拠だと思えた。
そして、触手達が、私に迫ってくる。
目を瞑る私の足に巻きつくように触手が登ってくる。
足に付着する粘液が不快に感じるが私は、ひたすら我慢した。
触手は、そのまま私の割れ目に到着すると、前と同じ様にゆっくりと私の割れ目を舐め始める。
不快感を堪えていると他の触手が更に私の体を登って来て、私の胸に巻きついて来る。
その触手は、私の胸を絞り上げるようにしたと思うと、先端で絞り上げられて敏感になった私の乳首を刺激する。
「アァン!」
私が声を上げると再びあの声がする。
『もう甘い声を上げて感じるとは、淫乱な王女だ』
「違います。今のは、ただびっくりしただけです」
否定する私を笑うようにそれが言う。
『そういうことにしておこう。精々がんばってくれ。時間は、たっぷりとあるのだからな』
そうだ、まだ始まったばかりなのだ。
私は、こんな責め苦を十五日間耐えないといけない。
想像しただけで恐ろしいが、私は、覚悟を籠めて言う。
「私は、耐え切ってみせます!」
私の声に答える様に割れ目を舐めていた触手が、私の中に入ってきた。
「ウグゥ!」
痛みと違和感に声が漏れる。
どんどん奥に入ってくる触手。
胸の触手もまた私の胸を刺激し続ける。
あそこに入った触手が私の一番奥まで到達したと思った瞬間、私の中が舐められた。
「アァァァン!」
思わず声を漏らしてしまう。
『人では、不可能な場所へのクンニ、存分に楽しんでくれ』
「イヤー!」
内側から舐められる想像したことも無い感覚に、私の理性が一気に吹き飛ぶ。
「止めて! お願い、舐めないで!」
『朕の雌奴隷に成ったと誓えば止めてやるぞ。まあ、その時は、他の王女で楽しむだけだがな』
私は、どうしようもない感覚を堪えるしかなかった。
あそこに入った触手は、出入りを繰り返しながら、私のあそこを中から舐め続ける。
「アァァァァン!」
声が止まらない。
そんな中、乳首を弄っていた触手の先端が割れ、私の乳首に噛み付いた。
「……!」
その瞬間、頭の中が真白になった。
脱力して床に崩れる私から触手達が離れていく。
『絶頂に達したみたいだな。まあ、初日だからこれで許してやろう。頑張った褒美に一つ、教えてやろう。月が昇っている間ならば、朕は、お前達の部屋まで触手を伸ばす事が出来るが、昼間や今夜の様な月が無い時は、この中央広間からは、出られない』
私は、戸惑いながら言う。
「詰り、昼間は、ここから離れていれば貴方に襲われる事が無いって事ですか?」
『その通りだ。そうそう、朕は、約束を重視するから、夜になってもお前が朕の雌奴隷に成るまでは、他の王女には、手を出さないから安心しろ』
淫魔王の言葉に望みが見えた。
私は、中央広間から出ようとした時、淫魔王が言う。
『絶頂とは、お前が朕との交わりに気持ち良くなり過ぎたと言う事だぞ』
私は、体を硬直させてしまった。
『気付いてなかったみたいだな、お前が朕の触手に快感を覚えていた事に』
「嘘です!」
必死に否定する私に淫魔王が言う。
『その答えは、お前のオマンコから垂れ流した愛液がしてくれている』
私は、その時になって初めて気付いた、私の割れ目から愛液を垂れ流していた事実に。
翌日の朝、私は、淫魔王の言葉を妹達に伝えた。
「だったら、キャッツアイは、もうあんな痛いことされなくても大丈夫なんだよね?」
いつも元気だったキャッツアイの必死な言葉、それがあの時の体験の辛さを語っている。
「そうよ、安心して」
しかしエメラルドが眉を顰めていた。
「拙者は、どうして淫魔王がそんな自分に不利になる事を言ったのか、どうしても合点が行きません」
ルビーが怒りを籠めて言う。
「きっと僕達を馬鹿にしているんだ!」
そしてトパーズが言う。
「何にしても、これで安心しましたわ。サファイアお姉様があんな化け物の雌奴隷になるなんて事は、ありえません。ワタクシ達は、安全ですわ」
それを聞いてエメラルドが言う。
「トパーズ、姉上だけにその様な苦痛を負わせていて平気なのか!」
それに対してトパーズは、少し躊躇したがはっきりという。
「それは、ワタクシもサファイアお姉様一人にこんな事を押し付けるのは、嫌ですわ。それでも、二度とあんなおぞましい生き物と触れ合いたくは、ありません」
「やっぱり、僕も手伝うよ!」
ルビーの言葉に私は、首を横に振る。
「これは、第一王女である私の役目」
「拙者達にも王女としての責任があります」
エメラルドの言葉に私が妹達を微笑みかけて言う。
「元は、お父様とは、いえ、淫魔王と化してしまった化け物に処女を捧げる献身、それで十分、王女としての役目を果たしたわ」
渋る妹達を言い聞かせて、その夜も私は、一人で、淫魔王の待つ中央広間に向かう。
『良く来た。褒めてやろう』
淫魔王の声に私は、嫌悪感を持って答える。
「もしも私がここに来なかった場合に貴方が約束を破ったら大変ですから」
『随分と、舐められた物だ。朕も淫魔王としての誇りがある。約束は、決して破りは、しない』
淫魔王の言葉に私が頭を下げる。
「それは、失礼な事を言いました」
『相手が何者であろうと謝罪が出来る。それがお前の美徳だな。それでは、始めよう』
その声と共に触手が私に迫ってくる。
昨日と同じ様に足を登ってくる。
しかし、私は、自分の心に驚いた。
昨日は、不快でしか無かった触手の粘液が今日は、気にならないのだ。
慣れたのかもしれないと思おうとした。
私のあそこの前に到達した時、触手は、いきなり私の中に入ってくる。
「アァァァァン!」
いきなりの事に声が漏れるが、そんな事より恐ろしい事に気付く。
私のあそこからは、愛液が溢れ出し、すんなり触手を迎え入れていたのだ。
『すっかり、触手が気に入った様だな。触手が足に登るだけでオマンコから愛液が滲み出ていたぞ』
「そんなの嘘です!」
否定するが私のあそこからは、触手が動くたびに愛液が零れ出る。
『体は、嘘をつかないな。胸の方も行くぞ』
触手が昨日同様に胸を絞り上げていく。
「アァァァン!」
声がまたもれてしまう。
『乳首もビンビンに勃起している。そんなに楽しみにしてたのか?』
私が見下ろすと確かに私の乳首は、いままで見たことが無いほどに勃起していた。
「どうして、どうしてなの!」
必死に否定した。
しかし、現実は、変わらない。
『これで中から舐めてやったらどうなるかな?』
私は、脳裏に過ぎる予感から叫ぶ。
「止めて! 今、あんな事をされたら、私が、私じゃなくなってしまう」
すると、触手の動きが止まる。
『そうか、どうしても嫌なのだな?』
私は、涙ながらに頷くと淫魔王が告げてきた。
『自らの意思でここに来て、朕に対しても頭を下げたお前に特別に一度だけ温情を与えよう』
意外な言葉に私が戸惑う。
「温情?」
淫魔王は、淡々と答えてくる。
『他の王女と順番を変えてやろう。そして、お前の代わりに最初に朕の相手をする娘を選ばせてもやるぞ』
「そんな……」
驚く私に淫魔王が言う。
『当然だろう。それで、誰にする? 冷静に朕の相手を試みるエメラルドか? それとも潔癖さを誇り、決して朕に屈服しないと思うトパーズか? 勝気なルビーだったらその勝気で朕の攻めに耐えられるかもしれないな? まあ、キャッツアイという選択肢もあるがな』
私には、そのどれも選べない。
『どうした? 早く選べ』
私は、搾り出すように答える。
「選べません! 妹達にこんな事をさせられません!」
『だったら、続けて良いのだな?』
淫魔王の言葉に、頷くしかなかった。
私の中で触手の先端が割れるのが解る。
そして、その舌が私の中を舐め始めた。
「アァァァァァァン! イイィィィィィ!」
もう否定できない。
触手が動きながら私の中を嘗め回す快感を私は、感じていた。
「良い! いい! イイ!」
同時に胸の触手まで乳首にしゃぶりつかれてしまう。
「ダメ、耐えられない! イクゥゥゥゥ!」
私は、絶頂に達してしまう。
脱力して床に崩れる私。
『今日は、これで終わりだと思うなよ』
触手が動き出す。
「許して! もう限界です!」
私の必死の言葉に、淫魔王が告げてくる。
『温情は、一度だけと言った筈だ』
触手の舌が少しでも動くだけで絶頂に達しそうになる。
「気持ち良い! 気持ち良いのが止まらない! イッたばかりなのにまたイッテしまう!」
頭が爆発しそうだった。
快感が際限なく高まっていく。
「またイクゥゥゥゥゥ!」
連続して絶頂に達してしまうが、それでも触手は、止まってくれない。
『朕の触手は、最高であろう?』
否定したい、でも、もう誤魔化せない。
「最高です! 触手に舐められるのが気持ち良いです!」
私は、体力の限界までイキ狂わされてしまった。

私が目を覚ました時、私は、自分のベッドの上に居た。
「姉上、大丈夫ですか?」
エメラルドの言葉に私は、戸惑いながら尋ねる。
「私は、どうしてここに居るのですか?」
傍に居たルビーが言う。
「触手の一本が僕の部屋に来て言ったんだ。サファイア姉が意識を失ったから迎えに来いと」
私は、慌てる。
「中央広間に入ったの!」
エメラルドが首を横に振る。
「姉上は、中央広間の外に置かれていた」
安堵の息を吐く私にルビーが言う。
「やっぱり一人じゃ、無理なんだよ! 僕も手伝うよ!」
悲壮な思いで言うルビーに私が首を横に振る。
「それだけは、駄目よ。あんな思いを貴女達にさせる訳には、いきません」
尚も何か言おうとしたルビーにエメラルドが言う。
「今日は、晩い。姉上もお疲れだ。この話は、また明日しよう」
ルビーは、頷くと部屋を出て行く。
「姉上もゆっくり休んでください」
部屋を出て行こうとしたエメラルドに私が告げる。
「もしも、私が駄目だった時は、後は、頼みます」
その言葉にエメラルドは、頷いて部屋を出て行く。
翌日、何時もの様に食事をして、湯浴みをし、夜を迎えようとしていた。
ルビーは、最後まで一緒についてくると言っていたが、エメラルドの説得もあり、諦めてくれた。
私は、再び中央広間に入る。
『今日もちゃんと来たな。それとも触手の味が忘れられなくなったのかな?』
答えない私にゆっくりと近づいてくる触手。
触手が足を登ってくる感覚に私は、堪らなくなる。
『愛液が足まで滴ってきているぞ』
淫魔王の言葉通り、私は、触手が登ってくる動きに昨夜の快感を思い出して、快感を求めて居た。
そして、触手は、私の割れ目に触れた。
次の瞬間襲ってくる快感を待ち構えていたが、それは、想像したより弱い物だった。
見下ろすと、触手は、私の割れ目をなぞるだけであった。
胸に登ってきた触手も胸を縛り上げるだけで乳首には、触れない。
「どうして、続けないの!」
すると淫魔王が告げてきた。
『お前が自ら望むのだ。触手での快楽をな』
「そんな事は、出来ません!」
私の言葉に淫魔王が楽しそうに言う。
『別に構わんぞ、朕は、お前がそうやって堪える姿を堪能するだけだからな』
「悪魔!」
私の言葉に淫魔王が苦笑混じりに言う。
『そんな下級の者と一緒にしないで貰おう。朕は、魔王なのだからな』
悔し涙が零れていく。
こんな者に絶対に屈服しては、いけない。
心では、解っている。
でも体が裏切るのだ。
『どうした? 腰が動いているぞ』
認めたくないが私の体が、触手を少しでも深く入れようと動いているのだ。
それだけでは、無く、自らの手で乳首を弄り始めている。
「アァン!」
悔しいが、そうする事で狂いだしそうな気持ちが少しは、落ち着いた。
しかし、その効果は、長くは、続かない。
圧倒的に足りないのだ、快感が。
「足らない! こんなのじゃ、足らないの!」
物足りない快感は、激しい快感を求める呼び水にしかならない。
「もっと、もっと激しい快感が欲しい!」
『ならば、求めろ、自らの意思で朕の触手を! その淫売の様に愛液を垂れ流すオマンコに触手が欲しいと強請るのだ!』
私は、喉から出そうになる言葉を必死に堪えた。
そんな中、割れ目に触れていた触手が離れていく。
『要らぬのなら、今夜は、終わりにするぞ』
そこが私の限界だった。
「下さい! 触手を下さい!」
涙を流しながら私は、求めてしまった。
『何処に欲しいのだ?』
淫魔王の言葉に私は、自らの割れ目を、オマンコを広げて言う。
「この淫売の様に愛液を垂れ流すオマンコに触手を入れて、激しく嘗め回してください!」
言ってしまった。
私の中で何かの堰が壊れた様に言葉が漏れ出して行く。
『上出来だ。褒美を与えよう』
その言葉と同時に触手が私の中に激しく進入して来た。
そして、私のオマンコの中を縦横無尽に嘗め回す。
「凄い! 触手、凄い! 触手に舐められるの最高です!」
私は、触手が与えてくれる快感に打ち震える。
『胸も楽しませてやろう』
触手に私の乳首をしゃぶりつかれる。
「イイィィィィィ! イクゥゥゥゥ!」
絶頂に達する私。
しかし、触手は、止まらない。
「イク、イク、イクのが止まらない!」
何度も絶頂に上り詰めていく私。
そして、何も考えられなくなった私から触手達が離れていく。
「嫌! もっと、もっと頂戴!」
イキ過ぎて、立てない私は、必死に触手に手を伸ばすが、どんどん離れていく。
『朕の雌奴隷になると誓えば、永久に触手を味あわせてやろう』
絶対に誓っては、いけない。
それは、解っている。
しかし、それ以上に解ってしまった。
「誓います。淫魔王様の雌奴隷になりますから、触手を下さい」
『本当に良いのか? 誓ってしまったら、妹達を護ることが出来ないぞ』
私は、手の届くところまで戻ってきた触手を手に掴み、舌を這わせて言う。
「もう、駄目なのです。もう私には、触手が無い人生なんて考えられないのです」
『その通り、お前は、一生、朕から離れる事は、出来ない。だが、安心しろ、朕がお前に最高の快楽を与え続けてやろう』
その言葉に私は、触手の与えてくれる快感に酔いしれながら幸せを感じてしまうのであった。
こうして私は、三日目で淫魔王様の雌奴隷になってしまった。
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